カテゴリ:年長 にじの組
ピタゴラスイッチづくり【年長組】

年長児が、保育室で、ボール転がしのコースを作っています。

様々な廃材を組み合わせながら、ボール転がしのコースを作っています。

 

「ボールをゴールまで転がしたい!!」

「途中で、ボールが落ちちゃった。うまくいかないなぁ・・・」

 

「優しくそっと、転がしてみよう」

 

「今度は、コースから落ちずにボールが転がったけど、ゴールの容器にうまく入らない・・・」

「どうしたらいいかなぁ・・・・。」

 

 

「あ、いいこと考えた!!」ものづくりコーナに行き、あるしかけを作っています。

 

しばらくして、「どうかなぁ、やってみるから見ててね」

 

「ゴールまでボールが転がったよ!!やったー!!」

教師は、「どのようにしたら、ゴールの容器にボールが入ったの?」と確かめると、「あのね、ここ(ゴールの容器)の端をはさみで切ったの」と教えてくれました。

ゴールにしている容器に厚みがあるので、ボールが転がり入る場所だけ容器の端を切り、ボールの通り道の段差をなくしたようです。

 

こどもたちは、遊びの中で、「“こうしたい”」と強く思うと、繰り返し何度も試行錯誤を重ねます。

「粘り強く取り組む力」「諦めずに最後まで取り組む力」とは、”〇〇ができるようになった”という結果を通して育まれるのではなく、このように、自分なりにめあてをもち、試行錯誤を重ねる遊びや活動のプロセスの中で育まれる力なのでしょうね。

一人一人のプロセスを教師が丁寧に捉えながら、一人一人の気付き、試行錯誤を認め、うまくいかない悔しさや葛藤を支え、スモールステップで達成感や充実感を味わえるよう援助していきたいと考えています。

 

一人一人の”やってみたい” “できるようになりたい” を応援していきます!!

 

 

 

公開日:2022年04月27日 06:00:00
更新日:2022年04月28日 11:22:35