カテゴリ:年長 にじの組
実現! おにぎりパーティー
今年度、年長にじの組のこどもたちは、様々な農作物を育ててきました。その一つ、お米。しかし、収穫を目前に控えた9月のある日、ある出来事が・・・。一夜にして、頭を垂れていた稲穂たちは、忽然と姿を消してしまいました。落ち込むこどもたち。
こどもたちの気持ちを汲み、担任の先生が、苦心して稲を入手してきました。
そして、晴れて収穫を迎え、こどもたちは、夢の「おにぎりパーティー」に向けて、準備を進めてきました。
食後など、隙間の時間を使っての、脱穀、もみすりです。
これが、地道な作業でした。脱穀は、割り箸を使って、お米を稲から削いでいきます。コツと力が必要で、悪戦苦闘しました。取れたお米は、文字どおりの「一握り」。「えっ!これしか取れないの!」と驚くこどもたち。いつも、当たり前のように食べているお米ですが、農家の方がどれだけの苦労をして、自分たちの食卓にお米を届けてくださっているかを知る、貴重な学びの機会となりました。
次に、もみすりです。「えっ!お米って、白じゃないの?」新鮮な気付きでした。すり鉢と軟式の野球ボールを使って、地道にお米の殻を取って、玄米にしていきました。これまた、農家の方の努力を実感することとなりました。
そして、やっとの思いで、今日を迎えました。今日は収穫したお米だけでは足りないので、別に用意したお米も混ぜて、炊いていきます。
まずは、先生と、ここに至るまでの道程を振り返りました。「大変だった」「つらい思いもした」いろんな思いが去来します。
次に、お米を計ります。今日炊くお米は4合。
次は、お米を研ぎます。初めて経験する子がほとんどで、水がすぐに白くなってしまうことに驚いていました。ここでは、いつも美味しいごはんを炊いてくれるお家の方の偉大さを実感したようです。
そして、お米を炊飯ジャーにセット。
うまく炊けますように・・・。
うまく炊けたよ。
いよいよ、おにぎりを握っていきます。
自己申告でごはんの量を先生に分けてもらいます。みんな、けっこうな量を申告。
ほのかに温かいごはんを、ラップに包んで、思い思いの形に握っていきます。
「あ!茶色いお米だ。これが私たちのお米だね」と、玄米を見付けて嬉しそう。
みんなで「いただきます!」。味は格別でしたね!
公開日:2025年10月22日 22:00:00
更新日:2025年10月22日 23:18:20