【タイトル】
ピカピカ大作戦 大成功【本文】
幼稚園では、年末に向けて、ピカピカ大作戦を行いました。 担任の先生から「もうすぐ冬休みになるので、今まで使ったところを綺麗にしよう。どこを綺麗に掃除したり、片づけたりしたらよいかな?」という投げかけに、こどもたちは、「砂場の遊具が汚れている」「今までロッカーやお道具箱など使っていたから、綺麗にしたい」という声があがりました。 今日は、登園後、砂場ピカピカ大作戦からスタートです。 芝生園庭には、たらいの中にぬるま湯が準備してあります。 砂で汚れた遊具をたらいの中に入れ、スポンジでごしごしこすっていきます。 「だんだん、ピカピカになってきたね」「泥が落ちてきたね」と嬉しそうなこどもたち。 よく、片付けの様子を見ていると・・・・ かごの中の遊具が綺麗に揃えられています。 乾きやすいように、ひっくりかえして置き直す姿も見られます。 ままごと遊具の形もいつの間にか揃えられています。 最後に、年長児が、泥でいっぱいになったたらいを砂場の中に流してくれました。一人では運べないので、友達と声を掛け合いながら運びました。 同じ種類に分類してかごの中に入れること、形の特性に気付き、揃えること、どうしたら乾きやすいか考えること、友達と協力しながら行うこと、そのような姿が見られるのは、こども達の中に、砂場の遊具への愛着、綺麗にする心地よさ、来年また砂場で遊具を使うことへの期待があるからこそです。 保育室では、こどもたちが一人一枚雑巾をしぼって、ロッカー、お道具箱、保育室で使ったところを綺麗に雑巾で拭きました。 砂場の遊具も、保育室もピカピカ大作戦、大成功です。 「就学前教育スタンダード」のなかに、【数量や図形・標識や文字などへの関心・感覚】「数や文字などに関心をもつ」があります。なかなか気づきにくいかもしれませんが、実は、こどもたちは、遊びや生活の中で、数量や図形・標識や文字などへ触れ、関心をもつ体験を様々しています。 砂場のピカピカ大作戦の経験を一つとっても、砂場の遊具の数や量、形の特性に気付いています。たらいに入った水の重さを身をもって体験し、友達と協同しながら運んでいます。洗い終わった砂場の遊具を同じ種類のかごに入れる際には、絵表示とひらがなで書いてある表示を見ながら、分類しています。 また、就学前教育スタンダード【社会生活とのかかわり】「ありがとう」と言われる嬉しさを感じるということがあります。 新型コロナウイルス感染症対策のため、当番活動でやかんのお茶を入れたり、テーブルを布巾で拭いたりする活動や、みどり探検隊として地域へ出向き、買い物やポスター届けをする経験がなくなり、「ありがとう」と言われる嬉しさを感じる機会が減っているからこそ、普段の遊びや生活の中でたくさん、一人一人に「ありがとう」と伝えたいと願っています。 ピカピカ大作戦では、園内の様々な先生から、「砂場の遊具を綺麗にしてくれてありがとう」「遊具を揃えてくれて使いやすくなったよ。ありがとう」と声をかけられ、ありがとうと言われる嬉しさをたくさん感じました。 もうすぐお正月。ご家庭でお正月遊びや、大掃除やお手伝いをする機会があるかと思います。ぜひ、保護者の皆様も、年賀状のやりとり、カルタ遊び、すごろく遊び等、普段の遊びや生活の中で、「数や文字に関心をもつようになってきている」姿を見つけて、認めてあげてください。また、大掃除やお手伝いをしたら、ぜひ「ありがとう」と伝えていただけたらと思います。 令和2年も、様々なことで保護者の皆様にご協力いただき、ありがとうございました。 令和3年1月8日、ひとまわり大きくなった元気なこどもたちに会えるのを楽しみにしています。【添付ファイル】
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