【タイトル】

「せんせい、あのね」

【本文】

いちご組のこどもたちは、担任の先生に聴いてほしいことがたくさんあります。 「せんせい、あのね、ぼくはヒーローなんだよ!」「かっこいいでしょ!」 「ヒーローなんだね。かっこいいね!」     園庭のなかよしランドの一角で、「おみせやさん」が始まります。 砂場の遊具を使って型抜きをしたものを見立てながら、ケーキ、たいやき、プリンなどの食べ物など、様々なものが注文できます。 「見て見て、ケーキ作ったの!!」「あのね、たいやきができたの」 「いらっしゃいませ~」「何にしますか?」 「美味しいケーキだね。いただきま~す」 「たいやき出来上がりましたよ。熱いですから、気を付けて」「お持ち帰りもできますよ~」     「こんどは、わたしがお客さんね」 など、先生や友達といろいろなやりとりを楽しんでいます。     年中組のいちご組のこどもたちが鉄棒に取り組んでいると、 年長 にじの組のこどもたちが、「前回りって知っている?」「ねえ、ねえ、こんな技もあるんだよ」 と、様々な技を披露してくれます。 いちご組の友達同士の会話、先生とのやりとり、にじの組のこどもたちとの会話、毎日様々なやりとりが繰り広げられています。     「あのね、〇〇なの!」「見て見て、〇〇作ったよ!」「いいでしょ」その時の、その場面での一人一人の思いや受け止めてほしい気持ちを認めながら、楽しく話す体験を重ねられるよう援助していきます。 その時にその場面での思いを聴いてもらった嬉しさ、自分の話や自分の存在をまるごと受け止めてもらった安心感の積み重ねが、今度は先生や友達の思いや話をよく聴いてみようということへつながっていきます。            


【添付ファイル】

この記事に添付ファイルはありません。