【タイトル】
園内研究会【本文】
園内研究会を行いました。今年度は研究主題を「表現する楽しさを存分に味わう」として研究に取り組んでいます。この日は、群馬大学共同教育学部美術教育講座 教授 郡司明子先生を講師にお招きして、研究保育を行いました。 この日のトピックは大きく、次の3つでした。 1 担任による研究保育(スパッタリングの技法に挑戦) 2 ゲストティーチャー(講師)による表現遊びの公開保育 3 研究協議会 午前中は、「スパッタリング」という遊びに挑戦しました。この直前に、3つのグループごとに、大型積み木で思い思いの宇宙船を作り、そこで楽しんでいきました。 ブラシに水で溶いた絵の具を付け、網にこすり合わせて、絵の具を霧状に飛び散らせて模様を出していきます。「うわぁ!出た!」「きれい」「星みたい」など、初めての経験にワクワクです。最初は白の絵の具でしたが、次に蛍光塗料の絵の具を使ってこすっていきました。色が偶然に混ざり合う様子に「きれい!」という言葉が出たり、「横にこすると、面白い模様が出た」など自分なりにこすり方を試したりする姿が見られました。 明かりを消して、ブラックライトで照らしてみると・・・とても鮮やかな星の世界が現れました。こどもたちは大興奮です。 午後は、講師の先生と一緒に、アルミホイルで遊んでいきました。場は、午前中と同じ、「宇宙」です。最初はアルミホイルという素材と出会い、様々な関わり方を楽しんでいきます。触れたり、音を聞いたり、丸めたり、また開いたり。立ち上がって上からふんわり落としてみたり、それをキャッチしたり。それを今度は友達とやってみたり、動きながら友達とアルミホイルを交換したり。たっぷり楽しみました。 それから、アルミホイルで、思い思いに「これまで見たこともない生き物」を作っていきました。自分なりに思い描いた宇宙人をつくる子、カラスのくちばしをつくる子、数字を形どって1から順に作っていく子…。作っているうちに、イメージが膨らんだり、連鎖したりして、夢中になり、自分の世界に没頭していきます。 最後は、どんな宇宙のものを作ったか、お互いに紹介し合いました。 遊び終えた後の、こどもたちの満足そうな表情が印象的でした。 降園後は、職員で研究協議会を行いました。今日の午前と午後の保育をもとに、活発に意見を交換しました。様々な気付き、学びがありました。 ・その子なりの対象への関わり方がある。こどもなりのストーリーが生まれてくる。それを見逃したくないし、保障したい。そのために、それらを捉える目が必要。 ・こどもたちは、教師の想定を上回ることをしたり、アイデアを出したりしてくる。それを大事にしたい。それらに気付き、受け止めるためには、教師に余白がなければならない。 ・「早く、早く」と大人自身も急いでいるし、大人がこどもを急かしてしまう世の中だが、たっぷり、じっくり、そのことや、ものを味わい尽くすようなことを実現したい。 ・身体を通して、からだ全体で、様々に感じ、触れてみる、やってみることが大切。 ・「表現」とは「表し」と「現れ」であること。「表し」は過程であり、意図性がある。「現れ」は結果であり、無意図性である。 他にも、たくさんの学びがありました。この日の学びを、保育にしっかり生かしていきたいと思います。【添付ファイル】
この記事に添付ファイルはありません。